私が使っているアドレスV125G、消耗パーツや装備を紹介した先日の記事の続きになります。
アマゾン、楽天市場で購入した物を紹介しましたが、読んで頂いた方に購入頂けました。
ありがとうございます!自分の記事で興味持っていただけた事、凄く嬉しいですね。
アマゾンからも「あと3ヶ月以内に3件売れないとアソシエイトプログラムの審査入りませんよ」ってメールが来ていたのですが、おかげ様で3件の実績を達成しました。
これから審査していただける段階まで到達しましたので、また結果ご報告します。
前の記事で、ベルト、プーリー、クラッチを紹介しました。
このプーリーの駆動、ウェイトローラーのセッティング、クラッチの整備状況で、走りが全く変わってきます。
クラッチは面取り、ピボット部のグリスアップしないと半クラッチ状態で振動が酷く、乗り心地がかなり悪化します。
プーリーボスという真ん中の芯、ウェイトローラーの遠心力でプーリーが押され、ギア比が変わるのですが、これもスムーズに動かないと加速が悪く、高速で振動が発生したりします。
マフラーや吸気系を弄るより、ここら辺のセッティング、メンテナンスが出来ていないとバイクの調子が全く違ってきますよ。
なんか、前にも記事で書きましたが、ほんと、この駆動系をきっちり整備するだけで走りが本当に違ってきます。
※注意!!!
これらの整備は誤ると整備不良、故障、事故の原因になる可能性があります。
整備については必ず自己責任にて行って下さい。
この記事はあくまでも私の経験に基づくものであり、この記事を基に発生した事象について何ら責任は持ちません。
<アドレスV125Gの駆動部整備>
駆動部カバーを外すのはキックのボルト(モンキーで可)、プラスドライバー、普通の8mmのボルト(一か所だけ要ディープ)で簡単に開きます。
ドライブベルト、プーリー、クラッチ等を交換するのに必要になるのがユニバーサルホルダー。
この工具はプーリーとクラッチのボルトを緩める時に、空転しない様に押さえる工具です。
水道の蛇口を開けるのと同じ方向にボルトを回すと緩みます。
ホルダーの出っ張りをプーリーの穴に差し込み、ホルダーを地面にぶつかって回らない状態にするとそれが抵抗になってボルトが緩められます。
クラッチ側も同様。締める時は逆方向になります。
このホルダーが無くても、ベルトにレンチ等の工具を噛ませて空転しない様にし、ボルトを緩める方法もありますが、ベルトに傷を付けてしまう可能性もありますので、千円程度の工具なんで買っちゃった方がいいです。
あと、初めてボルトを緩める際はめちゃくちゃ固いです。必ず手袋等で防護して下さい。
(初心者は大体力入れて回った時に指はさむw自分何度痛い目見たかw)
ウェイトローラーに向きがあるので注意。このウェイトローラーの稼働部はグリス不要なんですが、モリブデングリスを塗っておくと変速がスムーズになります。
無いとローラーが削れて平らになります。(あっても変摩耗します。消耗品です)
これは専用のグリスですが、私は普通のモリブデングリスを薄く塗ってます。
お次はクラッチ。クラッチスプリングを押さえているナットは34mmと大きく、普通の工具に無いので、クラッチ専用のレンチを使用します。
これ、手で緩める事が出来ない位固いので、レンチ当てたら、反対側をコンクリ等にガンガンぶつけて力業で緩めますw
外す前に締める位置がわかる様にペンで印を。
外れるとスプリングの力で吹っ飛んでくるので注意。締める時は膝でスプリングの力に対抗しながらナットを締めます。
クラッチシューの刺さっている部分、ここにグリスが塗ってないと、動きがかなり鈍く、シューが当たるバランスが取れない様で振動が出ます。これ、スプリングが非常に強力なので、はめる専用工具が無いとなかなか大変です。私はマイナスドライバーとラジオペンチで。
クラッチシューは角を面取り(削り)ます。接触面は右下半分のみなので、そちらも軽く削ります。(新品の場合。新品でなければ、角の面取りのみ)
今回は駆動系中心でした。次はオイル交換等についてかな?